第3回 埼玉県中学生クラブ選手権 軟式野球大会

(第23回全日本少年(中学生)軟式野球大会 埼玉県中央大会)

最終日(4月30日) 岩槻・川通公園球場(やまぶきスタジアム)

◎準決勝

第1試合 比企フェニックス(比企地区選抜) VS. 埼玉Dreams(北足立北部地区選抜)

チーム

 

 

比企P

 

 

埼玉D

 

 

 比企:○長谷部(東松山南)横瀬(小川東)

 埼玉:●服部(鴻巣北)、市川(桶川加納)大木(北本東)

 二塁打 比企:丹羽(滑川)

     埼玉:

戦評

埼玉は連投の服部、比企は左腕・長谷部の先発で始まった試合。比企は3回丹羽(小川東)の右中間二塁打作ったチャンスから後続が送れなかったものの二死満塁とし押し出しで先制。さらに比企は4回本田(小川東)のヒットから村田(小川東)の適時打で追加点。投げては長谷部が威力のある速球とカーブのコンビネーションで埼玉打線を2安打に封じ、チームを決勝へと導いた。

埼玉も6回二死満塁のチャンスや、最終回も安保(北本)がヒットを放つと一死から佐治(北本東)が左翼前に落とし、一・三塁から得点、1点差に詰め寄ったが後続を断たれた。

 

第2試合 入間北部STORMクラブ(入間北部地区選抜) VS. オール春日部クラブ(春日部市選抜) 

チーム

 

 

入間北部S

 

 

オール春日部

 

 

 入間北部:○松本(鶴ヶ島藤)金子(鶴ヶ島富士見)

 春日部 :●中村(武里)、下大澤(春日部)桜井(春日部)

 三塁打 岩間(毛呂山川角)

 

戦評

入間北部は、初回2死から荻原(鶴ヶ島)がライト前ヒットで出塁すると4番岩間(毛呂山川角)が左翼の頭上越え三塁打で先制。その後は、松本、中村両投手の投げ合いが続き、良い当たりもあったが正面を突くなど、両チームとも無得点が続いた。

春日部打線は、入間北部S左腕・松本の緩急を織り交ぜた丁寧な投球に翻弄され、稲垣(春日部東)の内野安打1本に抑えられた(1安打完封)。

 

 

 

 

 

◎決勝

 比企フェニックス(比企地区選抜) VS. 入間北部STORMクラブ(入間北部地区選抜) 

チーム

比企P

入間北部S

1X

 比  企:増田(東松山松山)三村(東松山松山)

 入間北部:尾上(坂戸城山)金子(鶴ヶ島富士見)

戦評

前年度覇者で2年連続優勝を狙う比企フェニックスと昨年の県大会で比企に敗れ涙を飲んだ入間北部STORMクラブの組み合わせとなった決勝戦。

最初にチャンスを作ったのは比企。2回相手敵失から、7番本田(小川東)が手堅く送り2死2塁としたが、丹羽(小川東)が一塁ゴロに倒れた。さらに比企の3回。先頭長谷部(松山南)が投手への内野安打で出塁すると続く4番増田(松山)が一二塁間を抜き無死一二塁に。後続が遊ゴロ捕殺、三振に倒れ2死となるが本田(小川東)がしぶとく三遊間ヒットで満塁。しかし、尾上(坂戸城山)が三振にきって取り入間北部はピンチを逃れた。入間北部も5回に相手敵失で無死2塁のチャンスを作り6番青木(坂戸住吉)が投前バントで1死三塁としたが後続が三振、遊ゴロで無得点。双方の先発投手が踏ん張り大会初の延長戦へ。8回表、比企は1死から2番星野(松山南)が左翼線に二塁打、続く長谷部もラッキーな出塁でチャンスをつくるが後続が倒れものにできず。その裏、入間北部も1死から金子が内野安打で出塁すると尾上が送りバントで2死二塁。江沢(鶴ヶ島)が左翼前にヒットを放ったが連携良く本塁で間一髪アウト。比企は9回先頭上田(松山南)が四球を選ぶとすかさず本田が送り1死二塁。しかし、後続が左フライ、三振。9回裏、1死から荻原(鶴ヶ島)が四球で出塁、岩間(毛呂山川角)の三塁ゴロで二進するとさらに住吉(鶴ヶ島富士見)のヒットで一三塁に。最後は青木(坂戸住吉)が三遊間を抜いて歓喜のサヨナラ勝ちとなった。

 

※入間北部STORMクラブは初優勝。